娘が中学生のころの話です。
ある日、娘がいいました。「テニス部に入る!」っと。
へっ?
脳性小児麻痺っと診断された娘は、hypotoniaとも診断されました。
脳性小児麻痺だと、筋肉が硬直するパターンと、筋肉が弱いパターンとあると教わりました。
hypotonia 筋緊張低下
脳性麻痺 cerebral palsy 略してCPと言ったりします
筋肉が弱いってことは、足だけじゃなくて、いろんな筋肉です。笑
眼球を動かすのも、筋肉です。
なので、投げられたボールを目で追うのも、とっても苦手でした。(今でも、笑)
リハビリの時は、お手玉みたいなので、キャッチボールをよくしたものでした。
目でお手玉を追えないから、怖くて、目を閉じちゃう。笑
おーい、目ぇ閉じて、キャッチボールできまへんよー。笑
そんな娘が、中学にはいって、のたまった言葉は
「わたし、テニス部に入る!」でした。
おいおい、ちょっと待ってよ。。。。。汗
そのころの私は、「ありのままの娘はダメで」「まわりに迷惑かけちゃう!」と
超!超!超!三次元の「周りは敵だらけ」設定でした。
だから、心の中で、妄想の中で、娘がみんなから、こんな風に見られる設定をしていたのです。
結局、なーんだかんだ言いながら楽しんでる娘(↓こんな感じ)を、みーんな暖かく接してくれて、「青春!」みたいなのをやっていました。笑
高校に入って、娘はボーリング部に入ると言い出しまして。。。
また、慌てるわたし。
ボーリングってチーム競技もあるし、みんなに、また迷惑かけちゃう!
どんだけ、「迷惑をかけちゃいけない」っていう掟に雁字搦めになっていたんでしょうか、わたしっ。
また、妄想の中で、ボーリングチームのメンバーが、こんな顔をしている気がしちゃって。っていう設定を自分の魔力で作り出そうっと(無意識でしてたんですね。。。)
当の本人は、お構いなしで、ただただ楽しんでる。
コーチは、娘に手取り足りレッスンをくれて。
でも、娘は「あのコーチ、口うるさいよね」とか言ったりして。
んもう、娘はわたしに「ままー、周りの目なんて気にしないで、自分のしたいこと、楽しんだらいいんだよーん♡」と肉体を使って、メッセージを送ってくれたんですね♡
まったく、もう。
娘は魂の師匠で、ございまする。。笑
読んでくださって、ありがとうございます。
めざめのマンガ♡
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