みぃちゃんロボは、「オカアサン」ロボの習性を観察していました。
ある日の夕食、「オカアサン」ロボは、「オトウサン」ロボという椅子に座ってるだけで、なにもしないロボットに、食事を提供していました。
その日は、美味しい魚の塩焼きでした。
「オカアサン」ロボは、一番美味しそうな部分を「オトウサン」ロボの前に、ちょんと置きます。
そして、「オカアサン」ロボは、自分の座るところには、黒焦げになった美味しくなさそうな魚を一切れ、置きました。
みぃちゃんロボは、解析中。。。。。
カチカチ。
なんで、そうなる?
なんで、オトウサンロボには、美味しそうな油の乗った見た目のいい魚を置いて
なんで、オカアサンロボは、美味しくなさそうな黒焦げの魚を、自分の前に置く?
なんで?
なんで?
なんで?
ヨクワカラナイ。。
頭の部分から、湯気がでてきそうな、みぃちゃんロボ。
「そうか、地球では、自分に美味しくないものを食べさせて、他者に美味しいモノを食べさせるのか?」
混乱してきた、みぃちゃんロボ。
すると、オカアサンロボは、おいしそうな魚をみぃちゃんロボの前に置きました。
みぃちゃんロボは、相手の心が読めます。
じーっと、オカアサンロボの心を読むと
「わたしは、ええから、あんた、おいしいところ、食べぇや」と、オカアサンロボは、みいちゃんロボに対して思っていました。
カチカチカチ!
みぃちゃんロボの脳内でコードの書き換えが起こっています。
カチカチ、がっちゃーん!
「自分を犠牲にして、他者を優先すること=愛」
なんとも、ヘンテコなコードが、こうして、みぃちゃんロボに設定されちゃいました!
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