みぃちゃんロボは、オカアサンロボのもと、どんどん成長していきました。
「成長」っと書きましたが、ただしくは「洗脳」です。笑
みぃちゃんロボの部屋には、このような垂れ幕が飾ってありました。
「ガマンは美徳」
「節約してこそ我れ価値あり」
「家族のために尽くす女中魂」
こうして、大人になった、みぃちゃんロボは、大好きな彼と結婚しました。
仕事を辞めて、彼の出身国へ移住して、専業主婦となったみぃちゃんロボ。
(”せんぎょうしゅふ”と書こうとして、”せんのうしゅふ”と書きそうになりました。笑)
その国の言葉も分からない
家の管理の仕方も分からない
車の運転も出来なくて、どこにも行けない。。。
ないない尽くしのみぃちゃんロボは、どんどん変形して、とうとう、「どれいのドビィちゃん」に変身してしまったのです!!!
そんな「どれいのドビィちゃん」、ある日、庭で思いました。
「トマトの苗が背が高くなって、支柱がいるな」
「あっ、でも枯れ木で代用しよう。節約してるわたしって、すばらしい」
(今から思うと、ガビーン!です!)
「節約しているワタシ、すばらしい」
=
「5ドルも自分のために使えないほど、あなたには、価値がないのよ」
っと自分に言っているのでした。。。(まさに奴隷中の奴隷!)
トホホ。。。
このようにして、どれいのドビィちゃんは、自分の心が喜ぶこと、ものに、お金を使えない生活が続いたのでした。
月日は流れ、自分がドビィちゃんになっていたことに、気づいたみぃちゃんロボ。
たくさんの洗脳を、ひとつひとつ解いていく作業が始まりました。
それまでは、自分の趣味の費用も、だんなさんのお給料から使っていました。
どこまで言っても、おんぶにだっこ。
「わたしには、能力がない。。。。。」と感じて、ギューっと縮み上がっていました。
そして、「依存」するだけの人生。。。。
そんな「自分には能力がない」っていう勘違いに、気づいては、「ちがう、ちがう」と洗脳を解いていました。
そして、アルバイトに出かけるようになりました。
母国語ではない言語でのアルバイト、右も左もわからず、オロオロしていました。
そこでの学びもたくさんあり、皆さんの愛のお陰で、バイトが楽しい♡と感じていました。
3つのバイトを掛け持ちして、稼いだお金を、自分の趣味のために、全使い!
んもう、痺れます♡
自分が自分のことを、こんなに大切に出来てるなんて♡♡♡
そんなある日、自分の趣味の活動費をお支払いするための請求書を、印刷していたのです。
その時、ダンナさんがプリンターの傍を歩いていて、
なぜか、みぃちゃんロボは、気持ち悪くなりました。
そうです!どれいのドビィちゃんが、出てきたのです。
ドビィちゃんはこう言います。
「稼いだお金、ぜーんぶ、自分のために使うなんて、考えられないわ。」
「ダンナさんは、家族のために、働いているのよ。あなた、ちょっとワガママなんじゃないの?」
ひそひそと、ドビィちゃんは、囁きます。
ガビーン!でもチャンス!
こんな「感情」は「ナビゲーション」なのです。
『ほらほら、手放す「勘違い」、ここにくっついてるよ』って。
みぃちゃんロボは、ドビィちゃんといっしょに、目をつぶりました。
そうかあ、「ギクっ」って感じたんだね。
ダンナさんに、そんなに趣味に使ってるんだねって思われるのが、嫌だったんだね。
うんうん、そうなんだね。
ジャッジせずに、ただただ、みぃちゃんロボは、ドビィちゃんを暖かく、見つめます。
ドビィちゃんの目から、涙が溢れ出しました。
「そうだよ、尽くさないと、愛されないって、思ってたんだよー!!」号泣
エーン、エーン!!
みぃちゃんロボは、無言で、ドビィちゃんをハグします。
「そのままのアナタで愛されるんだよ。」
「どんなアナタも私が、愛しているよ。」
「だいじょうぶだよ♡」
ドビィちゃんの涙が黄金色に輝いて、二人を包みました。
お空から声が聞こえます。
「みーんな、幸せになるために、地球に来たんだよ♡」
☆☆☆
読んでくださって、ありがとうございます。
めざめのマンガ♡
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